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転職活動を生き方改革の機会にしてみませんか

職務経歴書作成時には、HPの投資家向けページをチェックしよう!

 前回のブログでは、職務経歴書は採用担当者が興味を持つ内容を書きましょう!とお伝えしました。しかし、どうやったら興味を持ってもらえるのかな?をいくら想像してみても何も思いつきませんよね。でも、よく考えてみてください。採用担当者が興味を持つことは調べることが出来ますよ。そうです! 採用担当者が興味を持つことは、その会社が力を入れている、又は今後注力していく事業に役立つ人材を探しているはずです。転職者の採用は新卒の採用と比較して、この傾向が強く出ます。

 さあ、手がかりがつかめましたね。では、貴方が志望する会社がどんな分野、どんな商品、どんな地域に力を入れようとしているのかを見つけるには、その会社のホームページにアクセスすることから始めましょう。そして、IR(投資家)向けのページをクリックしてみて下さい。そこには、企業が投資家向けに、「私たちはこのようにして事業を拡大して参ります!」 つまり何をしようとしているのかを説明する資料が掲載されています。正に企業が何に注力しているのか、今後どの分野に注力していくのかが記載されているのです。

ほぼ全ての業界が大変革期を迎えています

 HPの投資家向けページは情報の宝庫なんです。例えば、最近話題の自動車業界のキーワードは、CASE(Connected, Autonomous<自動運転>, Shared & Services, Electric<電気自動車>)です。世界中の自動車メーカーがCASEの実現を目指してしのぎを削るのは目に見えていますね。そうすると自動車業界には大量のIT技術者が必要となります。それも即戦力のIT技術者が喉から手が出るほど必要となりますね。電気業界からの転職者、IT業界からの転職者、技術者ばかりでなく営業職の方も大歓迎でしょう。

 同じような事象があらゆる業界で起こっています。最近頻繁に耳にするようになった、DX(Digital Transformation)です。あらゆる業界でデジタル技術を活用した全く新しいビジネスモデルが生まれていますね。e-コマース、ストリーミング、キャッシュレス決済、バーチャル◯▲◉ X などなど

 あらゆる業界のビジネスモデルが変革しようとしている今、転職者の皆さんにとっては前職の業界から新たな業界へ移動する絶好の機会が来ています。もちろん、同じ業界の中でも人材が大きく移動する機会が高くなり、同一業界内での転職の機会が多くなっています。失礼な言い方ですが、ビジネスモデルも人材も全てガラガラポン時代の到来です。

ビジネスも仕事環境もanyany 化

 DXが生み出すビジネスモデルの大変革のお話の次はボーダーレスです。勿論、ビジネス自体のボーダーレスはずっと以前から実現して来ましたが、今後は貴方の仕事環境もボーダーレス時代がやって来ます。う〜ん、しかしこれをボーダーレスと呼ぶのは正しくないと思います。自分でそう呼んでおきながら・・・。私はこれを『anyany化』と勝手に呼ぶことにしました。Anytime & anywhere。つまりお仕事はいつでもどこでも出来る時代です。これもIT技術の進歩が生み出した広義のDXでしょうか。

 この仕事環境の anyany 化も転職志望の皆さんにとって大きなチャンスです。今までは地方在住だったので大手企業の本社では働くことが出来なかったけど、在宅(リモート)勤務であれば可能ですよね。故郷の町起こしをしながらリモート仕事で生活費を稼ぐ。昭和の前半では当たり前だった『出稼ぎ』(農閑期に都会に出て働く)を地元で両立出来る時代がやって来ました。正に働き方改革もDXですね。

転職活動を機に生き方改革を考えてみませんか?

 職務経歴書の作成と言う具体的な話からだいぶ外れてしまいましたが、今転職を考えている皆さんにとって、転職を単に勤める会社を変えると言う狭い範囲で捉えるのではなくて、生活変化、更に生き方変革と捉えてみては?と思っています。折角なんですから。

 かく言う私のDXは何かな?と自問してみると。東京23区内に在住していますが、皆さんへの就職活動支援は完全にオンラインで実現していますので、一番遠いお客さまは国内では広島在住ですし、日本の大学在学中だけどコロナ禍で中国に帰国している留学生もお客さまです。

 それから、現在イタリアへ留学中の学生さんも現在リモートで就活支援をしていますが、殆ど問題なくご支援出来ています。時差があって面接練習の時間が早朝か夜になるくらいです。残念ながらデジタル技術が如何に進歩しても時差は埋められませんね。逆に時差を活用すべきですね。

 どうですか?転職活動は精神的に結構大変ですよね?真剣に考えれば考えるほど楽しくなくなってしまいます。そこで、一度大きく背伸びをしてみて、転職活動を貴方の生き方を見直す機会として、夢がある楽しいものと考えてみませんか?