就職活動は、志望する企業がどんな人物を求めているのかを知ることが何よりも重要です。それさえ分かれば、自分がその様な人物だとアピールすれば良いのですから、かなり心に余裕ができます。

さて、それでは企業はどんな人物を求めているのかを考えてみましょう！　その答えは一言で「入社後２、３年経ったら仕事を任せられる人物」です。

企業は新卒の学生を即戦力とは考えていません。入社して来たら全新入社員一斉教育を施して、その後配属先で先輩方から実践教育を受けることになります。そして、徐々に仕事を覚えて行きます。この教育段階に約２、３年かかるわけです。

その様な人物が持つべき条件は、①本気で入社を志望（情熱）している、②社員教育と仕事をするのに必要な地頭と基礎知識を持っている、③社会人としての人間性を身につけている、④社員、顧客と良好な人間関係を築けるの４条件です。それに加えて企業個別の要求です。例えば、TOEIC ＊＊＊点以上、＊＊＊資格、免許などですね。

私の下で就職活動を行なった学生が応募した、一部上場企業約50社のエントリーシートを調べてみました。その結果、最も頻度高く質問された７大質問がこの様になりました。
１位：ガクチカ、２位：志望理由、３位：入社後のキャリアプラン、４位：自己PR・自己分析、５位：人生経験、６位：学業の内容、７位：社会問題への関心　でした。

この７つの質問で、求められる人物が持つべき４つの条件全てをチェックできるのです。

後は、志望動機と入社後のキャリアプランで本気度（情熱）を示し、ガクチカ、人生経験などで入社後に良好な人間関係を築くことができる人物であることをアピールすれば良いのです。

それでは、次回は具体的にどの様にアピールすれば良いのかをご説明します。